ソフトテニスラケットは、遠目には硬式テニスラケットとよく似ていますが、実は別物の道具です。重さ30gの柔らかいゴムボールを打つため、全体の構造がより軽く、よりしなやかで、ガットも緩めに張られています。最初の一本、あるいは買い替えの前に知っておきたいことをまとめました。
硬式テニスラケットとの違い
違いは3つ:重さ、しなり、ガットです。ソフトテニスラケットの重さは通常200〜250gで、硬式ラケットよりも明らかに軽量です。柔らかいボールはもともとガットの上に長くとどまるため、硬いフレームには意味がなく、フレームはよりしなやかに作られています。ガットは硬式よりずっと低いテンションで、ゴムボールに合わせて張られます。
硬式ラケットでお試しプレーをしても、最初の練習で気にする人はいません。ただし継続的にプレーすると、重さと打球感の違いが大きくなってきます。だからこそ、最初に投資すべき道具がラケットなのです。
重さとバランス
軽いラケットはスイングが速くなり腕が疲れにくく、重いラケットは強打時の安定感が増します。初心者には軽めのモデルをおすすめします。大切なのは力よりも技術で、軽いラケットなら道具と格闘せずに技術を身につけられます。
バランスも同様です。ヘッド寄りに重心があるラケットは後衛からの強打に向き、グリップ寄りのものはネット際での取り回しに優れます。
前衛用か後衛用か:ポジションで選ぶ
これは硬式テニスにはない、ソフトテニスならではの特徴です。ソフトテニスのダブルスは役割分担で戦います。ひとりはネット際(前衛)、もうひとりはコート後方(後衛)です。メーカーはそれぞれに専用シリーズを設計しています。前衛モデルは硬めでボレー時の安定感があり、後衛モデルはしなりが大きく、回転をかけた伸びのあるストロークを助けます。オールラウンドのシリーズもあり、自分がコートのどこで戦いたいか分かるまでは、そこから始めるのがいちばんです。
フェイスサイズ
フェイスが大きいほどスイートスポットが広く、芯を外したときの影響も小さくなります。初心者やお子さまには大きめが正解です。小さめのフェイスはコントロールと精度に優れますが、再現性の高い技術が必要なので、定期的に練習するようになってから選ぶ価値が出てきます。
ガット
ソフトテニスのガットは硬式より緩く張ります。これは細かな話ではなく、道具選びの主要な選択のひとつです。緩めのガットはパワーと打ちやすさを、硬めのガットは速いスイングでのコントロールをもたらします。初心者には柔らかめの範囲を、精度重視のプレーヤーには高めのテンションをおすすめします。当店でラケットをご購入の場合は、プレーレベルに合わせた張りをご提案しますので、ご注文時にひとことお書き添えください。
最初の一本には
これから始めるなら:フェイス大きめの軽いオールラウンドラケットを、柔らかめの張りで。この組み合わせなら、クラブに入った後も含めて最初の数シーズンは十分に戦えます。すでに定期的にプレーしていてポジションが決まっているなら、前衛用・後衛用のシリーズから、プレースタイルに合った重さを選びましょう。
ラケットのカテゴリーでは、ナガセケンコーの各モデルを「誰に向いているか」の説明付きで紹介しています。相談したい方はお問い合わせください。私たち自身も大会でプレーしており、一人ひとりに合わせたラケット選びのご相談はいつでも歓迎です。
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